機能を削るには哲学が必要

出典は不明ですが、

『機能を追加するには技術が必要だが、機能を削るには哲学が必要』

という言葉に出会った時は、カラダに震えが走ったのを覚えています。
以来、この言葉もまた我が座右の銘としています。

最近少し話題にものぼっている「ミニマリスト」とまではいかないですが、元々私自身のライフスタイルはそれに近いものでした。余計なものが身の回りに溢れていると、本当に価値のある必要なものがそれらに埋もれてしまい、いざという時に活用しきれないと思うからです。探し出すのも片付けるのも面倒になりますしね。

サイトやアプリケーションもこれと同じで、ユーザーの要望に応えようとして、アレもコレもといろんな機能をついつい盛り込もうとしてしがいがち。ですがそれをやってしまうと、どこに何があるのかわからないゴチャゴチャした画面が出来あがり、UX(ユーザー体験)を損なうばかりです。

ユーザーに無駄な選択をさせないために、何を盛り込み、何を切り捨てるか。

私は、ウェブサイトやアプリケーションとは、ユーザーとの「対話」だと思っています。対話では、より多くのことを伝えようとして、あらゆる情報知識を総動員して一方的にしゃべっても、相手はポカ~ンとするばかりでほとんど伝わりません。相手の知識レベルを鑑みて、表情や態度などの反応を見ながら「相手に合わせて厳選した言葉」を投げかけてあげることが大切ですが、UI(ユーザーインターフェース)もこれと同じ。

「ユーザーと対話しよう」という哲学をもってすれば、何を盛り込み何を切り捨てるかが自ずと見えてきます。

何でもかんでも詰め込んで、「全部ここに用意しておいたから、あとは自分で探してね」というような、自分勝手なゴチャゴチャUIは、私は大嫌いです。

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